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ガバナー挨拶

Governor's Message

2024-2025名越ガバナー写真 (1).jpg

日本地区ガバナー 名越隆雄

 

 キワニアンの皆様におかれましては、Serving the children of the worldの名のもと日々奉仕活動に邁進されておりますこと、心より敬意を表します。

 私は、2024-2025年度の国際キワニス日本地区ガバナーの名越隆雄です。所属クラブの札幌キワニスクラブは、創立51年目を迎えますが、初めてのガバナー就任となります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 「キワニス」は、米国デトロイト周辺に住んでいたNative Americanの言葉Nunc Kee-wanis(みんな一緒に集まる)に由来します。民間の三大国際奉仕団体の一つであり、本部は米国インディアナポリスにあります。1919年からは、特に幼い子どもたちのための奉仕活動に力を入れており、一世紀を超える奉仕の歴史があります。現在、世界の85ヶ国に約6,500のキワニスクラブがあり、会員16万人が国際キワニスを構成しています。青少年等を構成員とするサークルKやキークラブ等のService Leadership Programsの会員も合わせると約45万人に上る大きな組織です。

 日本においては、37都道府県に41クラブがあり、約1,940名の会員が日々奉仕活動に従事しています。主な活動としては、最近フジテレビの番組「イット!」で紹介されたキワニスドール作りや児童虐待防止のオレンジリボン配布、社会公益賞の贈呈、そして各地の伝統文化行事に子どもたちと参加するなど様々な活動を行っております。

 さて、世界で猛威を振るったCOVID-19は、社会に凄まじい影響を与えました。日本においても例外では無く、例会や奉仕活動の自粛に加え高齢会員の退会などクラブの成立基盤に大きな影響を受けることになりました。国際キワニス日本地区としましては、リー・クァン・ヨン国際会長の言葉にあるように「子どもたちのための奉仕のリーダー(Servant Leader)」たることを目標とし、その奉仕の輪を全国津々浦々にまで広げることが必要であると考えております。この奉仕の輪を全国に広げるためには、現在活動している人員では十分とは言えず、日本地区全体の活動としてクラブ会員の増強を図る必要があります。

 もとより日本におけるキワニスクラブの活動は、キワニスドールの寄贈を始め、全国各地の伝統文化に呼応したプログラム(Signature Program)など高い評価を受けてまいりました。また、現在の会員にはそれぞれの地域においてリーダーを務められた方が多数参加されており、60年に及ぶキワニスクラブの輝かしい伝統は確立されております。これからはこの良き伝統の継承者を各地域のクラブにおいて希求し、世代交代を図ることが必要となります。

 2024-2025年度においては、国際キワニス(Kiwanis International)の方針に則り、以下のことを年度目標とさせていただきます。

1.すべての会員が「子どもたちのための奉仕のリーダー(Servant Leader)」としての自覚を持つこと。

2.キワニスクラブの良き伝統を承継するために会員増強に力を入れ、クラブ会員一人ひとりが未来のキワニアンに声掛けを行うこと。

3.2024年に友好クラブの覚書を調印した台湾キワニスと日本キワニスとのクラブ同士の友好関係を構築すること。

 おわりに、本年度の日本におけるキワニアンのご活躍と全国のクラブのご隆盛をご祈念申し上げ、ガバナー挨拶とさせていただきます。

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